陣痛から3時間のスピード出産体験談

節約系子育てミッション

スピード出産体験談

おもらし!!??



それは明け方の午前4時半のこと。クロは思わず飛び起きてしまいました。なぜかって、おもらしをしてしまったと思ったから。やば〜い。いくら妊娠中でおしっこが出やすいっていっても、この年でおもらしなんて!


あわてて寝室を出てリビングの電気をつけました。その間もつつーーっと股の下にしたたり落ちる感じ。やっちゃったー、恥ずかしー、の気持ちでいっぱい。「やばっ、やばっ」とひたすら連呼するクロに夫も娘も起きてしまいました。

しっかりしてよ



トイレに行くとまたつつーっと流れ出てきました。そこで、ん?もしかしておしっこじゃない??でも予定日は3週間後だしな〜。トイレを見ても出血はなさげ。むしろおしっこのような黄色。


直前に夫がトイレに行っていたので、トイレを流したか聞いてみたら、「わからない。」だって。なんだって〜!!ほんの数分前のことじゃんか!しっかりしてよーーー!!自分ではもう判断できないので、結局産婦人科に電話をすることにしました。


破水かもしれないので、とりあえず病院に来てくださいと言われました。正直、行きたくなかった。だって予定日は3週間も先だし、多分おもらしだし・・・。病院に行って「おもらしでした」なんて終わったら、顔から火が出そう。


それでも、一応、一応妊婦だし、半ば強引に夫に病院に連れて行かれたのでした。

完全に破水しています



病院に向かう車の中で、微妙にお腹が痛くなってきたような、ならないような。生理痛のような痛みがあるような、ないような。夫に、クロは大げさだからと言われ、そういわれれば痛くないような?みたいな絶対に痛いという痛みではありませんでした。


5時過ぎに病院につき、助産婦さんに内診をしてもらいました。
「あ〜。完全に破水しちゃってるね。」
と言われちゃいました。


えーーーっ!まじっすか!?こんなことってあるのね。おもらしじゃなくてほっとした反面、生まれるんだ、と驚きと不安と喜びと・・・色々な感情が一気に押し寄せてきた瞬間でした。恐るべし、助産婦さんマジック。

信じてくれないの?



破水をしていたので、感染症を防ぐ注射をし、NST(胎児心拍モニター)をつけました。まだ夜明け前なので、朝になったらお部屋に移ってもらいますといわれ(分娩室で処置をしていました)、夫もいったん帰るように言われました、が。


ん?陣痛?おなかがキューンって痛い。時計を見てみると5分間隔。夫に言っても信じてくれません。またもや大げさ、と。まあ、早くても生まれるのはお昼過ぎと助産婦さんに言われていたし、明日になるかも、とまで言われていたのしょうがないか。


かくなるうえは、助産婦さん頼み。頼みって訳ではありませんが、分娩室に戻ってきた助産婦さんにも「陣痛かもしれません。」と訴えてみました。ところが、頼りにしていた助産婦さんも信じてくれず、NSTの位置を変えただけでした。


どーして誰も信じてくれないの?ほんとに痛いんですけど!大げさと夫に言われるのが嫌で、痛みを精一杯我慢していたのがだめだった!?もっと痛そうにしなきゃだめだったの!?なんて馬鹿なことを考えながら、自称陣痛の痛みに耐えていました。

子宮開いています



しばらくしてまた助産婦さんがやってきて、NSTをチェック。やっと陣痛だと信じてくれました。子宮口を調べると、7cmほど開いているとのこと。別の分娩室に移動となりました。
6時過ぎです。


6時半。
娘を預かってもらうため、クロの母と父が病院に。すぐに帰りました。


7時。陣痛の間隔が2分間隔に。二人目は楽だ、楽だといわれていたのに、やっぱり陣痛の痛みに変わりはありませんでした。このとき、一体どこが楽なんだ、と楽だと言っていた全ての人に裏切られたような気分になり、そして恨んでしまいました。

人生最大の痛み?



8時。陣痛の痛みがピークに。もはや体裁もへったくれもありません。夫の前で、助産婦さんの前で醜態をさらしてしまいました。無痛分娩にしてくれだの、帝王切開してくれだの・・・。思い出しても恥ずかしい限りです。


弱音をはきまくりでしたが、みなさんはどうなんでしょう。以前テレビで出産シーンがあり、クロみたいに叫んだり弱音を吐いたりしてなかったのを見て、ちょっと衝撃でした。隣の分娩室のママ(のちにママ友となる)は、叫んでいたみたいですが。


8時5分。あまりにももだえまくるもんだから、助産婦さんがまたまた子宮口をチェック。
「あらあら、全開しているわ。」
「いつくらいに生まれますか?」とヒーヒー言いながら聞くと
「早かったら8時半くらいじゃないかしら。」だって。


あー、もう早く生まれてくれ〜と切に願ったものです。出産セットを用意されて、いよいよ出産も間近。娘のときは「いきんで!」と言われたのに、今回は「いきまないで!」ってそんなの無理っぽい。早く出させてくださいな。


もうここら辺からは時計を見る暇もなく、細かい時間配分は分かりませんが、「生まれる!出る!出したい!」なんてまたもや情けないことを言って、ようやくいきみのGOサインが出たのです。陣痛と戦いながら、いきむ、いきむ。


後で夫に言われましたが、ものすごい顔をしていたそうです。その記憶は消去してくださいね。そして数回いきんだ後、頭が半分くらい出たのが自分でも分かりました。お股の間になんか変な感じです。


そこでいったん陣痛が引いたので、しばし休憩。また陣痛がきたときに思いっきりいきみました。息を止めてだの、息をはいてだの、2人の助産婦さんに言われ、訳がわからなくなりながらも思いっきりいきむと・・・

長男ご対面



ずる→にゅるんって感触がして、赤ちゃんの産声が聞こえました。
「男の子です。」
と聞いて、女の子だと思っていたので、とても嬉しかったです。(性別は聞いていなかった)


8時29分。元気な長男を出産です。5時半に陣痛が始まってから3時間。スピード出産でした。胎盤が出るのに20分ほどかかりましたが、出産後にやってきた先生に傷を縫合してもらって、無事に大仕事を終えたのでした。


2007年1月22日。37週と0日。8時29分長男誕生です。

余談



今回は分娩台ではなく、普通のベッドでのフリースタイル出産でした。出産前は、ベッドなんかで産まれるわけないじゃん、無理だし。なんて言っていたのですが、ベッドで産んじゃいました。


でもやっぱり分娩台の方が産みやすいです。断然。手に力をいれるときなんて、バリバリ夫の手をつかませてもらいましたが、夫がいなければ生まれてないかも、状態でした。


そして後陣痛と呼ばれる、産後の子宮の収縮の痛さ。3日ほど続きましたが、半端なく痛かったです。