節約系子育てミッション母乳のメリット病気にかかりにくい

病気にかかりにくい

免疫物質いっぱいの初乳

初乳とは・・・

出産後3~5日ごろまでに出る母乳を初乳といい、通常の母乳、つまり成乳とは成分構造が違います。初乳は生まれた赤ちゃんのために用意された特別食なのです。


成乳が白くサラサラとしたお乳なのに比べて、初乳は粘りけがあって黄色みをおびていることが多く、見た目にも差があります。黄色みをおびるのはカロチンを多く含んでいるためです。

母乳で育てる元気な赤ちゃん 「赤ちゃんを丈夫にして病気から守る」より引用

初乳にはまず、成乳に比べてタンパク質が倍以上も多く含まれています。これは、分泌型免疫グロブリンAという免疫物質を豊富に含んでいるためです。免疫物質は、赤ちゃんの胃や粘膜に広がってペンキをぬったような状態にします。


それにより、細菌やウィルス、アレルギーの原因物質の侵入を防いでくれます。初乳には、この大切な免疫物質がケタ違いにたくさん含まれているのです。


また、タンパク質の一つでラクトフェリンという成分は、大腸菌に対して強い抵抗力を持っています。さらにライソザイムという酵素は、細菌の細胞壁を溶解する働きを持っています。


その他、マクロファージやリンパ球などの細胞成分も多く、これらは体内に侵入した異物を食べてくれます。


このように、初乳には多くの免疫物質が含まれていて、無菌状態の子宮の中から雑菌だらけの外界に出てきた赤ちゃんを守ってくれるのです。もちろん成乳にも免疫物質は含まれていますが、初乳に比べれば濃度は薄くなります。

母乳はアレルギーを予防する

人間には自分を守る機能があり、体内に異物が入ると、これに抵抗するために抗体をつくって反応します。この反応が体にとって好ましい場合を免疫反応といいますが、逆に好ましくない反応の場合をアレルギー反応といいます。


例えば、卵を食べるとジンマシンが出るとか、ホコリやダニなどで皮膚炎や喘息を起こすとか。アレルギーを予防するためには、なるべく異物を入れないようにすることです。離乳食を開始している赤ちゃんは、離乳食食材早見表を参考にしてください。


母乳は赤ちゃんにとって異物なものを含みませんから、アレルギー反応が起こる可能性が低いのです。一方ミルクは、人間にとって異種のタンパク質からできているので、アレルギー反応を起こしやすくなるのです。


また、母乳中に含まれる免疫物質もアレルギー反応を予防する働きをしています。分泌型免疫グロブリンは胃や腸の粘膜に広がって膜を作るので、細菌から赤ちゃんを守るだけでなく、アレルギーの原因物質が血液中に入ることも防いでくれます。


もちろん、母乳で育てていてもアレルギー症状が出ることはあります。ただし、比較的症状は軽く、ママが食生活を見直したり、離乳食の進め方を工夫したりすることで、軽くなったりおさまったりするのが一般的です。

母乳は消化によい

母乳に含まれるビフィズス因子が、赤ちゃんの腸内をビフィズス菌でいっぱいにしてくれます。それにより、病原菌や雑菌類の繁殖をおさえてくれるので、赤ちゃんのお腹の調子はいつも良好です。


それに加えて、母乳に含まれるタンパク質や脂質は消化吸収しやすいため、まだ消化機能が弱い赤ちゃんに負担をかけません。母乳の場合はいくら飲んでもいいのに、粉ミルクは量が決められているのはこの消化の違いだそうです。


ミルクは、より母乳に近づけようとするあまりありとあらゆる添加物が含まれていて、それが赤ちゃんの胃にとってかなりの負担になっているようです。


また、母乳中の感染防御因子のおかげで、未熟児がかかりやすい新生児壊死性腸炎という、腸に穴があいて死んでしまう病気も予防できます。なので、未熟児で生まれた赤ちゃんには、断然ミルクより母乳を飲ませてあげましょう。


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